135C 海外旅行とスリの話
飛行機や船で海外旅行すると、
添乗員さんが、スリが多いから気をつけて、
と、口を酸っぱく言うの。
私の場合、どうだったか、体験談を披露します。
⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
この絵タイルは、ポルトガルのお土産。
クルーズ船で、リスボンに寄港したことがあるの。
リスボンへは、2回行ってるけど、
どの船のクルーズで買ったものなのかしら?
忘れちゃったわ。思い出せない。
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2008年の4月に、イギリス船のQE2で寄港。
(Queen Elizabeth Ⅱ)
同じく、2008年の12月に、
アメリカ船のBrilliance of the seasで寄港。
手元に、クルーズ日記があるので、
少しずつ、記憶を辿ってみようっと。
最初のQE2の旅では…
「リスボンでは、
王様それぞれに、ニックネームがあると言う。
港近くのお城は、ペッパーキングの城。
お城のデザインにも、胡椒の粒があしらわれている。
海辺近くには、
帆船を模した、"発見のモニュメント"があって、
まずは、ザビエルの姿を、間近で眺める。
スケッチ係りも乗っている。
たくさんのスケッチを元に地図ができたのだろうか。
日本の形も、結構正しかった。四国や九州、北海道も
ちゃんと区分けができているのに驚いた。
港が眼下に臨めるレストランでランチ。
黒い血のソーセージが出てきた!
カニと海老のリゾットの量がスゴい。
食べても、食べても、減らない。
午後は、チンチン電車で丘の上へ。」
こんな具合で、特に、何事もなかったわ。
2度目のリスボンは、どうだったかしら?
これも、クルーズ日記で見てみると…
「さらに行くと、
右手にジェロニモス修道院が、見えてきた。
前回も見ている景色なのに、あまり記憶がない…。
今回、私が行きたいのは、
この建物の一角にある、海洋博物館。
誰も観光客がいない。私、1人だけ。
この博物館は、とにかく、素晴らしかった。
タペストリーで作られた、
大きな世界地図が何枚もあって、
ヨーロッパやアフリカは、実に細かく、正確。
でも、アジアは、未知の世界…。
私は、日本を探してみた。
最初のものは、はっきりした形になってなかった。
だんだんと見ていくうち、正確さが増してくる。
航海をする度に、情報が集められ、蓄積されて、
タペストリーの地図も、どんどん改訂されていく。
ガラスケースの展示品の中に、
"tanegashima"と呼ばれた火縄銃があった。
刀が2本。
また、コロンブスが航海する時に持っていった、
大きな箱もあった。これは、まるで棺。」
「博物館を出て、
目の前にある"発見のモニュメント"まで行く。
デジタル温度の表示は、7℃。
寒さのせいか、観光客はいない。
でも、せっかくなので、
モニュメントを一回りして、写真を撮る。
すると、そこへ、金髪の女の子が2人、
地図を持って近づいて来た。
『カテドラル、カテドラル』と言い、
どこか教えてと、地図を広げて言う。
焦るような勢いに圧倒されて、
私は向きを変えて、その場から離れようとしたら、
女の子たちは、立ち去った。
気を取り直して、
腰の前側に着けていた、ヒップバックを見ると、
チャックが全開!
でも、何の被害もなかった。
バックには、貴重品も入っているけど、
パンと牛乳が入っているので、パンパン。
指も入らないほどに、ギュウギュウだから、
女の子たちが手を入れたとしても、
お金を取ることはできないのだ。
ふう、危なかったな~。」
このクルーズは、バルセロナ発着なので、
最終日は、バルセロナに帰航。
レンタサイクルを借りて、街へ繰り出した私。
その日のクルーズ日記は…
「自転車に乗ってバルセロナの街を走ると、
とても気分が良かった。
港周辺を走っていたら、
CIRCO(シルコ)と書いた大きなテント小屋。
サーカスだ。
とてもカラフルで可愛い。
そこから、ゴシック地区へ走り、自転車を下りて、
ネオゴシック様式の建物を見ようと、
自転車を押しながら、路地を歩く。
ここは、観光客でいっぱい。
私は、写真を撮るのに夢中になっていた。
何かの気配を感じ、振り返ったら、
ヒップバックのチャックが開いていた!
後ろに着けたバックに、
若い女が2人、手を伸ばしていたところだった。
近くのスペイン人のおばさんが、
私は見たわよと、ジェスチャーで知らせた後、
アキ!(Aqui!こっち!)と言って、
ジェスチャーで、前側にしないとダメと注意した。
でも、バッグの中は、
手帳やら本やらで、ぎゅうぎゅう。
被害はなかった。
女の子たちの手が入らなかったと見える。」
つまり、私は、スリに2度あったけど、
何も被害はなかったの。
その理由は、バックの中に、
指が入るほどのすき間が、1ミリもなかったから。
スリ対策としてやった訳ではなく、
結果的にそうなったってことね。
私は、いつも、団体ツアーで旅するんだけど、
ツアーの最終日が、パリだった時、
仲間の男性が、バックごと取られて、大変なことに。
その中に、貴重品が入っていたから。
お金だけなら、大したことないけど、
問題は、パスポートが失くなったこと。
これは一大事よ。
だって、飛行機に乗れないもの!
旅の初めなら、まだしも、
最終日だから、時間がない!
でも、添乗員さんが優秀で、
大使館に電話したりして、
テキパキと事務手続きを進めてくれて、
みんなと一緒の飛行機で帰れるようにしてくれたの。
これは、一番まずいケースね。
最終日で、気が緩み、油断したのかもね。
だから、あなたも、気をつけて。
そんなわけで、私の時代は、
海外旅行をする時は、
お金は分散して持つようにしていたの。
船内での支払いは、全部カードだったから、
現金を持ち歩くこともなくて、安心だったわ。
今の世の中なら、
街の中でも、カード決済だから、
昔ほど、スリには遭わないと思うわ。
なので、気を付けることは、パスポート。
船旅では、下船して観光する時以外は、
船が預かって、管理するので、
船旅のほうが、紛失などの危険性が少ないかな?
飛行機の旅は、その点、大いに心配。
いつも、パスポートを持ち歩いているから。
パスポートとお財布は、一緒にしないで、
別々に管理した方が最善。
スリが狙うのは、お金。
財布の中にパスポートを入れて持ち歩くのは、危険。
パスポートだけ、肌身離さず、見えない所に。
財布は、
出したり閉まったりするところを見られている。
お財布を取られても、いいじゃない。
カードがなくなっても、止めればいいし。
でも、パスポートを取られたら、大変。
海外旅行で、一番大切なのは、命。
命の次に大切なのは、パスポート。
これを肝に銘じてね。

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